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なぜ生はちみつ?生産者の想いとは?threaFオリジナル商品「みつはに」に込められたエピソード

2024.05.10
生はちみつ「みつはに」の画像

こんにちは。threaFの品田です。

早いもので、半袖が似合う季節が近づいてきました。

この4月から販売をスタートした、threaF初のオリジナル商品「みつはに」は、おかげさまで大人気です!

国産の非加熱はちみつということで、健康に気を遣っている方や、これまではちみつに馴染みがなかった方からも注目いただいています。

今回は、その「みつはに」ができるまでのお話をしたいと思います!

■オリジナル商品をつくるにあたって

日頃よりthreaFでは、商品の魅力だけでなく、生産者の方の想いに共感した商品を仕入れています。
それは、当店が大切にしている接客のあり方とつながっているからです。

おくりものソムリエ画像

threaFの一番の自慢である、「おくりものソムリエ」と呼ばれるスタッフたち。

私たちの仕事は、訪れたお客様にただ商品を勧めるだけではありません。
贈る相手との関係性や伝えたい気持ちを伺って、喜んでもらえそうな商品を提案します。

≪単に「物」を贈るだけでなく、そこに込められた「想い(ストーリー)」が贈る相手に伝わることを第一に考える≫

これが、おくりものソムリエが大切にしている接客です。

そのため、お店に並べる商品選びには妥協はしません。

ただ流行っているから、SNS映えしそうだから、という理由ではなく、
「自分だったらこんなものを贈りたい」
「これをもらったら嬉しいだろうな」
「大切な人に使ってほしい」
と思えるような、丁寧につくられた商品、ワクワクするような商品を求めて常にアンテナを張っています。
そして、スタッフたちで会議を重ねた結果「これだ!」というものを決めています。

生はちみつ「みつはに」を陳列するスタッフの画像

3周年を記念した商品をつくると決めたときも、
『生産者が大切な想いを込めて作ったものを、お客様にお届けする』
ことにこだわりました。

そして、昨年のある出会いとつながったのです。

■「みつはに」を生んだ養蜂家さんとの出会い

「みつはに」はある女性養蜂家Sさんとの出会いがきっかけで誕生しました。

出会いは2023年のこと。
美味しいスイーツが集まるイベントで、彼女が用意したはちみつを試食させてもらいました。

国産で非加熱のはちみつとは珍しい・・・と思いつつ食べてみたところ、

「濃厚!美味しい~!!」

と感動したのを覚えています。
生はちみつ「みつはに」をスプーンですくっている画像

その後、Sさんが当店で購入した「ね紅茶」を気に入ってSNSにあげてくださったり、お店にも来店してお話をしたりと、嬉しい関わりが増えていきました。

交流が深まるにつれて、Sさんの養蜂への想い、そして、自身の経験から生まれる健康への想いを知り、threaFとしてもぜひ応援したいと感じました。
生はちみつ「みつはに」の画像

そして、お店オリジナルのパッケージの生はちみつを出させてもらえると決まったときは、
「3周年にぴったりな商品ができる!」
とスタッフ皆で大喜びしたものです。(笑)

はちみつとミツバチへの想い

「国産の無添加、加熱なしのはちみつをたくさんの人に知っていただくことで、ミツバチが自然の中で元気に暮らせる世の中になったらいいな」

それが、Sさんが養蜂にかける想いです。
ミツバチと桜の画像

現在、日本のみでなく世界中でミツバチの数が減っていると言われていますが、ミツバチがいなくなると、いったい何が起こるのでしょうか。

Sさんは、自身の養蜂場がある神奈川県・南足柄市のことを例にあげてお話を聞かせてくれました。

南足柄は元々、山の斜面を生かしてみかんの生産が盛んな土地でした。
みかん以外にも茶畑、野菜の畑が多く育ち、そこには綺麗な里山ができていたそう。
みかん園のイメージ画像

しかし、農家の高齢化と担い手不足によって土地の管理が行き届かなくなり、山は荒れるようになりました。
農家だけでなく、養蜂家も減っているそうです。

荒れた山では、ミツバチたちも存分に活動できなくなります。
花を廻り、受粉を助けても、土壌が荒れていると植物はなかなか育ちません。

そして、ミツバチ自身の栄養源も少なくなり、数が減っていってしまうというわけです。

また、山で充分な食事をとれなくなった野生動物たちが、町へ降りてきて食べ物を探すようになります。
結果、動物にも人にも、悲しい事故が起こるという・・・。

このように、ミツバチが減ると、野菜、果物、花といった、自然を彩るたくさんの命が育たなくなり、多くの生き物の生活に影響を与えます。

逆に、ミツバチが増えて、彼らが暮らしやすい里山をもう一度取り戻すことができれば、動物たちも本来の居場所に帰っていくでしょう。

「ミツバチを守ることは植物を守ることにつながり、さらには私たちの生活を守ることにもつながっていく」
ということを、Sさんが教えてくれました。

■はちみつと健康への想い

昔から、はちみつは薬として扱われ、栄養食品や化粧品の原料にも利用されています。

Sさんいわく、国産のはちみつには、まだまだ明かされていない効果効能がたくさんあるのだそう。

「それらを知って、生活の中で上手に活用して健康にそして美しくなる人が増える事で、自然を守り、蜜源になる植物を守り、養蜂家を守る事にもつながります。
国産の無添加、加温なしのはちみつをたくさんの人に知っていただきたいです」
養蜂家の女性の画像

そう語るSさん。
養蜂と健康に対する想いには、ご自身の経験が影響しています。

~~ここからはQ&A形式でお楽しみください~~

【Q】 なぜ健康や美容に関心を持ち始めたのですか? 
【A】 小さい頃からよく病気をし、学校を休む事が多かったのです。社会人になってもそれが続き、病院で調べてもらった結果、「体質」と言われて、病弱な体質で生きていくのはヤダ!と思ったのが、健康になるにはどうしたらいいのか、勉強したきっかけです。
勉強中の画像

現状を嘆くよりも、どうしたらいいか考えて行動を起こしたところが素晴らしいですね。

【Q】 はちみつ作りを始めたきっかけは何ですか? 
【A】 自然の中で自給自足する為に、養蜂をやりたいと思っていた所に、今の畑の貸主が養蜂の師匠を紹介してくれました。
足柄峠から見た富士山の画像

登山が趣味というSさん。
山で出会う蜂を可愛いと思い、養蜂に興味を持っていたそうです。

【Q】 畑をお持ちということは・・・
【A】 7年前から野菜作りも自分でしています。今のような健康オタクになったきっかけは、10年前のベジタリアンの方たちとの出会いです。元気で綺麗で、明るくて穏やかで・・・そこから、健康への概念が変わりました。

素敵な出会いを経て、美味しい野菜を食べたいと思い、自ら野菜作りを始める。
その行動力を尊敬します。
生はちみつ「みつはに」の瓶を後ろから見た画像

そして、Sさんがなぜ「非加熱」にこだわっているのか、加熱したはちみつとの違いは何なのか・・・
それはまた、次回のブログにてお話させていただきますね。

■最後に

こうして、行動力にあふれ自然を愛する養蜂家・Sさんとの出会いから「みつはに」は誕生しました。

お求めは店頭またはオンラインショップにて。
★「みつはに」オンラインショップはこちら★

「はちみつが採れる時期は9月くらいまで。
何の花から蜜を集めてきたか想像しながら味わって、皆様の健康的な生活にお役立てください」
生はちみつ「みつはに」の画像

生産者のメッセージと共に、自慢の非加熱はちみつ「みつはに」をどうぞ味わってみてください。

国産の生はちみつが、美容や健康に役立ち、身近な自然を守り、養蜂家の未来を守る事につながっていく。
そんな優しい輪が広がるよう、threaFも輪の中にちょこんと加わらせていただきました。

お散歩ついでに、お仕事の帰りに、ふらっと気軽に見に来てくださいね。
おくりものソムリエが、皆様のご来店をお待ちしております。

<店舗情報>
・住所:東京都豊島区高田1丁目38−12 目白ガーデンハイツ1F
・電話番号:03-5904-8633
・営業時間:〈月〜金〉11:00〜20:00
〈土日祝〉12:00〜19:00
〈定休日〉毎週水曜日
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