あなたのおくりものソムリエ threaF −スリーフ−
こんにちは。threaFの品田です。
キンキンに冷えたドリンクやアイスが、とっても美味しいこの季節。
つい食べ過ぎてしまいませんか?
水分と糖分補給のお供に、ハチミツはいかがでしょう。
ハチミツは、何千年も前から人々の生活に寄り添ってきた、世界最古の甘味料といわれています。
料理や飲み物の材料としてはもちろん、薬代わりや、ミイラの防腐剤(!)としても活用されてきたハチミツ。
いったいその中身は、どういうものなのでしょうか。
知ってるようで意外と知らないポイントや、ちょっと得する豆知識をご紹介!
暑さに負けない体づくりに、ぜひハチミツのスーパーパワーをお役立てください。
目次
ハチミツは、全成分のうち糖分(炭水化物)がもっとも多く、約80%を占めています。
そして、水分が約20%。
その他の栄養素は約3〜5%となります。
「え、意外と少ない・・・」
と思われるかもしれませんが、この中には
・脂質
・たんぱく質
・ミネラル類
・ビタミン類
と、非常に多くの種類が含まれています。
ハチミツに含まれる糖質は、主に「ブドウ糖」と「果糖」の2種類。
これらは両方とも「単糖類」といって、それ以上分解されることがない最小単位の糖類です。
「ブドウ糖」は、脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質です。
脳だけでなく、骨を動かす「骨格筋」にも、ブドウ糖が使われます。
参考:厚生労働省
一方、「果糖」は、ブドウ糖と相互に作用しあいながら使われる糖質です。
ハチミツの他、果物に多く含まれています。
果糖は肝臓に運ばれた後、フルクトキナーゼという酵素の作用によって変化します。
その一部はブドウ糖に変換され、残りはエネルギーに使われます。
参考:厚生労働省
通常、私たちはご飯やパン、麺類といった炭水化物を食べることで、糖質を摂取しています。
糖質は消化吸収を通して、最終的にこの「ブドウ糖」に分解され、エネルギー源として利用されます。
ハチミツの場合は、ミツバチが分解を済ませてくれている分、早く吸収することができるのです。
「糖質の摂りすぎは中性脂肪を増やす」と言われていますが、とはいえ、ブドウ糖が足りないと脳のエネルギーも足りなくなり、意識障害やけいれんを引き起こす原因となります。
ダイエットで食事の量を減らすことがあっても、炭水化物をまるまるカットしないように注意しましょう。
参考:健康長寿ネット
ハチミツ以外の甘味料で、一般的によく使われているものというと、砂糖が思い浮かびますね。
砂糖の中でも白砂糖、黒砂糖、グラニュー糖など様々な種類に分かれていますが、これらの主成分は共通して「ショ糖」です。
ショ糖は単糖類よりも大きい「二糖類」で、「ブドウ糖と果糖が1つずつ結合したもの」です。
よって同じ甘味料でも、ハチミツのほうが早く、効率よくエネルギーに変換できるというわけです。
なお、私たちの体はショ糖を摂取すると、ブドウ糖と果糖に分解するために体内のビタミンB1を使います。
ビタミンB1は肉、魚、大豆類などのたんぱく質に多く含まれているので、砂糖をたくさん摂るときは、これらのたんぱく質も忘れずに摂りたいですね。
ハチミツは、白砂糖の半分の量で同じくらいの甘さを感じられ、更に白砂糖より低カロリーの食品です。
コスト面や味の好みもあるかと思いますが、砂糖とハチミツ、適材適所で使い分けてみてはいかがでしょう。
その他、ハチミツに含まれる栄養素として
・ミネラル
・ビタミン
・アミノ酸
・有機酸
・酵素
などがあります。
その数、なんと150種類以上と言われることも!
※蜜源植物によって、栄養素の割合は変わってきます。
【全国はちみつ公正取引協議会】によると、食品表示基準と照らし合わせた際に「含まれる」と表示できるほどの量ではないそうですが、ひとつの甘味料からこれだけ多くの成分を摂れるというのは魅力的ですね。
なお、「ハチミツには抗菌作用がある」と言われる所以は、ハチミツが持つ「吸湿性」によるもの。
ハチミツが細菌と接触すると、細菌から水分を吸収するため、脱水された細菌はそれ以上生きられません。
もし生き残っても、このときに発生した過酸化水素によって死滅すると言われています。
花の蜜や花粉をベースにして、こんなに成分豊富な食品を生み出すのは、ミツバチだけです。
そもそも、ミツバチたちはどうやって餌場となる花を見つけているのでしょうか。
目の前がザ・みかん畑!という状況ならば楽ですが、必ずしも畑と隣接しているわけではありません。
ミツバチの移動距離は、巣から半径約3kmといわれています。
自身の体長が約1.5cmほどであることを考えるとすごい距離ですね。
人間サイズに換算すると、身長150cmの人なら、300kmということに・・・!?
それだけの行動範囲がある中で、蜜源を毎日バラバラに探しに行くのも大変ですよね。
と、ここでも、ミツバチのスーパーパワーが発揮されます。
良い餌場を見つけたミツバチは巣に戻ったあと、「8の字ダンス」(「尻振りダンス」とも呼ばれます)という独自の動きを披露することによって、位置情報を仲間と共有するのです。
ダンスの継続時間で「巣までの距離」を、踊りの向きで「方角」を伝えることができる仕組みとなっています。
こうして仲間同士でコミュニケーションをとり、効率的に蜜や花粉を集められるのですね。
ミツバチのポテンシャルや習性には、本当に驚かされます。
朝にハチミツを食べることで、素早く脳のエネルギー補給ができます。
午前中の仕事や家事を頑張りたいとき、頭をシャキッとさせたいときにおすすめです。
また、夜食べる場合は、寝る30分~1時間前くらいが良いと言われています。
この時間帯に摂ることによって、寝ている間の血糖値が安定し、睡眠の質が上がると考えられています。
参考:はちみつ屋 松治郎の舗 寝る前のスプーン1杯のはちみつでダイエットや睡眠に効果?
なお、ハチミツを直接食べる時は、その都度、清潔な木製のスプーンを使いましょう。
ハチミツとレモンのドリンクや、ハチミツのレモン漬けを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
実はこれ、ただ美味しいだけではないのです。
栄養士やスポーツ選手の視点から見ても、ハチミツとレモンの組み合わせはおすすめされています。
参考:みつばちのーと ハチミツレモンの効果効能は5つ|作り方や日持ちなどの疑問についても解説
参考:タイムリーウェブ クエン酸と上手につきあおう
レモンには、クエン酸とビタミンCが豊富に含まれています。
ハチミツに含まれるビタミンB群は、クエン酸と一緒に摂取することで吸収率が上がり、エネルギーをつくる機能を活性化させます。
また、ハチミツのビタミンCは、他のビタミン類と比べると少なめ。
このビタミンCを補うのにも、レモンがぴったりというわけです。
農家さんの中には、水に「ハチミツ+レモン+塩」を入れた、自作のスポーツドリンクを飲みながら作業している人もいるとか。
まさに、自然のパワーだけでつくった手作りドリンクですね。
夏の水分補給のお供につくってみてはいかがでしょうか。
ハチミツは、今も様々な研究が進められており、その知られざる効果に注目されています。
毎日のエネルギー補給、夏バテ対策に、一家にひと瓶のハチミツはいかがでしょうか。
threaFではオリジナルの非加熱ハチミツ「みつはに」を始め、希少なハチミツを販売中。
味見も可能ですので、気になる方はお気軽にスタッフまで。
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